◾️アンセルムス(1033年頃〜1109年頃)

キリスト教神学者・司教

イエスの贖罪を「原罪の完全な精算」として理論化した(それまでは精算モデルではなく、どのように赦しが完了したのか明確ではなかった)。

<存在論的証明(神の証明)>

①神の定義=「それ以上大きいものが考えられない存在」

②思考の中に神はいる

③現実の存在は思考の中の存在より「偉大力」(=より大きさ)が高い。

③現実に神が存在しないと仮定すると、現実に神が存在する場合に比べ、神の「偉大力」(=より大きさ)が低い。それは神の「それ以上大きいものが考えられない存在」という定義と矛盾する。

④よって、現実に神が存在しないという仮定は却下される。つまり神の不在は論理的にありえない。

アンセルムスの死後、存在論的証明はデカルト(17世紀)らにより再構築され続け、プランティンガ(20世紀後半)によって「モーダル版存在論的証明」が定式化された。

モーダル=様相(もののありよう)を扱う

〈モーダル版存在論的証明〉

①神の定義=最大限に偉大な存在(全知全能・完全な善・必然的に存在する)

②(仮定)神は「必然的に存在すること」が可能である。(必然なので敢えて存在しないという事はできない設定)

③「必然的に存在すること」が可能ならそれは現実に存在する。

④よって、最大限に偉大な存在(神)は現実に存在する。

編集:26/02/08


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