◾️ピーター・シンガー(1946年〜)
功利主義者(帰結主義)(選好功利主義寄り)。
善悪は「結果」で判断。
判断基準は「苦痛の最小化・幸福(選好充足)の最大化」
〈動物倫理〉
種差別=人間の利益を優先し動物を差別するのは、人種差別・性差別と同様の不当な差別。
・道徳的配慮の基準は「理性の有無」ではなく「苦痛を感じる能力」の有無。
・動物は「苦痛を感じる能力」を持つため、人間と同等に道徳的配慮の対象となる。
・工場畜産や多くの動物実験のを非倫理的と批判 。
・倫理的菜食主義(ヴィーガニズム)を推奨。
・動物の大きな苦痛は、人間の小さな利益より優先して考慮されるべき。
〈効果的利他主義〉
・寄付や善行は「感情」より「効果」で判断。
・同じ資源なら、より多くの苦痛を減らし、より多くの幸福(選好充足)を生み出せる方法を選ぶべき。
・倫理を数量化・合理化する姿勢。
〈生命倫理〉
・安楽死を条件付き容認。
・「生命の神聖性」ではなく「人生の質」(意識・苦痛・自己認識)を重視。
・自己認識能力のある存在は、将来に対し幸福期待(選好充足期待)を持つ。将来の幸福(選好充足)がまだ実現していなくても、「期待値=将来の幸福(厳密には実現可能性などを考慮)」とし、将来の幸福(期待値)を倫理計算に加える。(※注釈者による解釈)(よって、自己認識のある存在を無痛で殺しても、幸福の損失にカウントする。)
・重度障害の新生児について、非自発的安楽死を条件付きで容認(幸福の総量が増える場合)。
・障害者団体などから強い批判を受ける。
編集:26/02/17
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