◾️セム的一神教(アブラハムの宗教)
・成立: 紀元前2000年頃〜
・起源地域:古代オリエント(現代の中東地域)(カナン・メソポタミア周辺)
・拡大: 中東 → ヨーロッパ → 世界各地
・共通の祖先: アブラハム
〈主な特徴〉
・唯一神を絶対的に信仰
・ユダヤ教では神をヤハウェ、イスラム教ではアッラーと呼ぶ
・偶像崇拝の禁止(ただしキリスト教の一部では、聖像や宗教美術は信仰を助けるものであり、偶像崇拝ではないとする)
・神の啓示(預言者を通じたお告げ)を重視
・聖典を持つ(トーラー、聖書、クルアーン)
・預言者伝統を重視
・終末論・最後の審判・天国・地獄の概念
・神が世界を創造した
・歴史には始まりと終わりがある(直線的歴史観)
・歴史は神の計画・摂理のもとで進むとする
〈主な宗教〉
◆ ユダヤ教
・最古のセム的一神教
・モーセの律法(トーラー)を中心に重視
・メシア(救世主)の到来を今も待望
◆ キリスト教
・1世紀にユダヤ教から派生
・イエス・キリストをメシア(救世主)とする
・三位一体(父・子・聖霊)を認める(一神教の一形態)
◆ イスラム教
・7世紀にアラビア半島で成立
・ムハンマドを最後の預言者とする
・極めて厳格な唯一神信仰(タウヒード)
〈共通する預言者〉
・アダム
・ノア
・アブラハム
・モーセ
・(その他:イサク、ヤコブなど)
・※イスラム教ではイエスも重要な預言者と位置づける
〈宗教史上の重要点〉
・古代多神教世界の中で、唯一神信仰を明確に打ち立てた画期的な宗教群
・後期ユダヤ教(第二神殿時代)はゾロアスター教の影響を受けた可能性がある(天使・悪魔・終末論・審判の日などの概念)
・三大宗教で世界人口の約半数を占める最大の宗教グループ
〈セム族〉
・セム族=古代中東でセム語を話していた人々の総称。
・セム語族=ヘブライ語・アラム語・アラビア語などからなる言語グループ。
・ユダヤ教・キリスト教・イスラム教(セム的一神教)は、このセム語文化圏から生まれた。
編集:26/06/23
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