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gnosticism

◾️グノーシス主義

反宇宙論(この宇宙はダメ!宇宙の外に真の世界がある)

キリスト教から分岐して生まれた異端。

1世紀〜3世紀にかけて成立。2世紀がピーク。

エッセネ派と直接の関係は無い。

イエスは物質宇宙の外(プレーローマ)からやってきた啓示者。

〈イエスの啓示〉

・ここは偽の宇宙!

・人間には真の神に属する霊的要素(霊的火花)がある!

・救済は信仰ではなく知(グノーシス)によって成される

・これらを思い出せ!

イエスは不都合な真実を述べるために処刑された。

真の神=固有名を持たない超越的原理。モナド/ビュトス/見えざる霊などと呼ばれる。

偽の神=デミウルゴス。物質宇宙の創造主。無知で傲慢な神。自分を最高神と勘違いしている。真理を知らない。多くのグノーシス流派ではヤハウェと同一視される。

プレーローマ=物質世界の外。超越的領域。

アルコーン=デミウルゴスの配下。物質世界を運営する管理者たち。(霊的存在)

〈物質世界の成立プロセス〉

①ソフィア(アイオーンの1つ。「叡智」)が至高神を真似して宇宙作ろうとして失敗。

②失敗した残骸の領域(アカモート)からデミウルゴスが生まれる。

③デミウルゴスが無知により不完全な物質宇宙を作る。

アイオーンは単独でなく対(シュジギア)で生まれた。(主にヴァレンティヌス派)

・深淵(ビュトス) × 沈黙(シゲー)

・知性(ヌース) × 真理(アレーテイア)

・言(ロゴス) × 生命(ゾーエー)

聖婚(キリストとの聖婚)=キリストを媒介とし、人間内部の対(シュジギア)が正しく再統合し、救済に至る。人類同時イベントではなく個々の人間単位イベント。キリストは救済原理のアイオーンであってイエス本人ではない。イエスはキリストが物質世界に降臨した際の器。

花嫁の間(ブライダル・チェンバー)(ヴァレンティヌス派)=聖婚のための象徴的儀式空間。儀式は神秘パワーでなく象徴での内面操作。

・水や香油を使う(洗礼に近い象徴操作)

・象徴的な言葉・名前を授ける

・「あなたはここ(物質世界)に属していない」というイエスの啓示を確認する

フィリポによる福音書=聖婚(花嫁の間)を通じた象徴的再統合が救済であると説く、ヴァレンティヌス派グノーシスの理論書。2世紀後半に成立。1945年に発見された「ナグ・ハマディ文書」群の1つ。

マグダラのマリア(フィリポによる福音書像)=聖婚(内的再統合)を成就した凄い女性。イエスの最も深い理解者(恋人ではない)。

女性原理=啓示を受け取り、理解し、内面で再統合する働き(実際の性別ではなく、人間の内面の話)。マグダラのマリアは女性原理を体現した人物。花嫁の間は女性原理成立のための象徴空間。

ソフィアは対(シュジギア)によらず女性原理単体で行動したために失敗を犯した。

聖婚で救済されると、肉体は物質世界に存在したままだが、魂はプレーローマの所属に変わる。肉体の死後は、魂はそのままプレーローマ所属となる。

編集:26/01/18


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gnosticism.txt · 最終更新: 2026/01/18 20:09 by mizupyon

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